Yusuke.T / ソフトウェアエンジニア

大学卒業後にSIre系の企業に入社し、約2年間保険の契約管理システムの開発に携わる。 チームスピリットに入社後は、「TeamSpirit WSP」の勤怠管理機能のバックエンド開発を担当している。 実装が複雑になりがちな勤怠計算分野に対しては、実直にドメインの理解を深めることや様々な設計技法を学ぶことを通して、保守可能な設計を探求している。 趣味はラジオを聞きながら散歩すること、写真を撮ること。

将来性のある自社プロダクトの開発でスキルアップを目指す

大学を卒業後、システム開発会社でエンジニアとして働いていました。受託や請負開発、準委任契約という形で、損害保険の契約管理システムの構築を担当。業務の性格上やむを得なかったのですが、チームメンバーの異動が多く、なかなかチーム内での信頼関係を築くことが難しく、孤独感を覚える2年間でした。信頼関係のあるメンバーと一緒に、チームとして一つのプロダクトを継続的に開発したいと思った時、受託ではなく、自社製品を持つ企業ならその願いが叶えられると思い、転職することに決めました。当社に惹かれたのは、まずエンジニアの人数が少なく、自社プロダクトもまだ初期段階のものだったので、これから多くのことが経験できると思ったこと。さらに代表の荻島の穏やかな語り口と人当たりの良さが好印象でありながら、将来を見据えてアグレッシブに行動する、その強い信念に共感を覚えたからで、ここでなら成長できる!と確信に近いものを感じました。
現在は新製品「TeamSpirit WSP」の勤怠管理機能を開発するチームでバックエンドエンジニアとして働いています。チームメンバーは全部で10人。開発エンジニアの他、QAエンジニアとプロダクトマネージャーがいます。開発手法としてアジャイル開発のフレームワークであるスクラムを採用しており、2週間のスプリントの中で仕様検討や設計、コーディングやテストなどを行っています。仕様決定の際には、チームで意見を出し合って、ユーザーにとってより価値が高いものは何かを徹底的に検討しています。

チームの総合力を駆使し、模索していく手法にやりがいを実感

私は現在、大企業向けに有給休暇を付与する機能構築のリーダーを任されており、仕様検討や機能設計、ユーザーストーリーの作成から実装まで幅広く開発に携わっています。ただ開発規模が大きい機能ということもあって、考慮が甘かったことによる追加のタスクが必要になり、計画通りにいかないことも。そんな時は常に先輩がフォローしてくれ、着地点を見出してくれるので、ありがたく思っています。当社の製品はどのような企業でも利用できるよう、汎用性のあるものにしなければなりません。そのためにも複数社の社内規則や休暇付与制度などをじっくりと調べて、作り込んでいくのですが、それをチームメンバーと一緒に考え、相談しながら進めていけることに仕事のおもしろさを感じています。専門分野以外にも、「こんなことがやりたい。これがあればいいのに」と思ったことは、どんどん提案できる社風です。私の場合は自身の経験から、入社後のメンター制度の必要性を感じ、数人のメンバーと共に試験的な制度の立ち上げに取り組みました。以前までは仕事に対して自分がどうしたいかを考える機会が少なかったのですが、当社に入ってからは道なき道を進むことが多く、自分がどうしたいのかを常に問いかけながら取り組むようになりました。本当に自分がやりたいことは何なのかを見つめることができるようになったと感じています。

顧客目線に立ったフルスタックなエンジニアを目指す

世の中が大きく変わった今こそ、企業がその時代や環境にあった働き方を選べるようなソフトウェア開発が求められます。リモートワークに関するものもそのひとつですが、勤怠管理ソフトウェアが対応していないなどの理由で、働き方の選択肢が限られてしまわないよう、お客様目線でのソフトウェア開発に力を注いでいきたいと思っています。また、その先の目標としては、日本には様々な勤怠管理のソフトウェアがありますが、企業が別のソフトウェアへ切り替えたいと思った場合でも、計算方法が異なるため難しいのが現状です。そうしたことを解決するためにも、当社でこれまで培ってきた勤怠計算の機能をAPIとして様々なソフトウェア開発企業に利用してもらえればと考えています。そうすれば、より簡単に勤怠管理のソフトウェアを作ることができるようになり、企業としてもより多くの選択肢から自社に合ったソフトウェアを選ぶことができるようになると思います。こうしたサポートを行うためにも、私自身がバックエンドからフロントエンドまでフルスタックで開発できるエンジニアを目指して勉強しているところです。当社のエンジニアは向学心の強い人が多いので、いい刺激をもらえる点も会社の大きな魅力の一つかもしれません。