チームスピリットは、コアバリューとして、
Customer Value (お客様自身気づいていない価値の創造にこだわります)
TeamSpirit(誠実にリスペクトの気持ちを持って、関係者と貢献の輪を創ります)
Innovation(理想のビジョンを描き、光速で実践し、失敗から学びます)
Re:Start-up(毎日スタートアップ初日に戻り、未知を探索します)
の4つを掲げており、FY2022より、各クオーター(Q)毎に、社内でそれぞれのコアバリューを最も体現した社員・チームを表彰する取り組みをはじめました。
今回は、FY2022 Q3の期間でチームスピリットのコアバリューの1つである「Re:Start-up」を最も体現した社員とその取り組みについてご紹介します!
FY22 Q4 TeamSpirit Award を受賞したのは、SDチーム 鶴岡 裕介 さんです。鶴岡さんは、大学の法学部を卒業後、未経験でシステムインテグレーションの会社に入社し、請負開発、SESの経験を2年間積みました。その後、自社製品を持つ会社で製品を成長させたい、仕様検討から関わりたいという気持ちが強くなり、2017年にチームスピリットに入社しました。現在は、TeamSpirit EX(以下、TEX)の勤怠管理機能の開発に携わっています。
FY22 Q4 TeamSpirit Award を受賞した背景や、鶴岡さんの仕事への取り組み方についてお話を聞きました。
製品を良くするために部門を超えた協力体制を作る
ー受賞したコアバリューTeamSpiritについて、どのようにとらえていますか?
鶴岡
開発チームは現在約70人ほどで、7−8人のサブチームに分かれて仕事をしています。普段はチーム単位で動くことが多いのですが、より良い製品を作るという目標は、自分のチームだけで達成できることではありません。他の開発チームはもちろん、営業や導入、カスタマーサクセスなど、他の部署の人の意見を聞いたり、相談にのってもらったりすることで、より良い製品に近づけると考えています。
最近は、リモートワークが主流になっていることもあり、他の部署の人に相談することのハードルが少し高いのですが、変に遠慮せずに自分が欲しい情報を聞いたり、相談したりしています。大きな目標のために部門を超えて協力し合うことがTeamSpiritというコアバリューだと思います。

ーどういった活動が評価されたのでしょうか?
鶴岡
自分が特別なことをして受賞したというよりも、所属しているチーム全員の頑張りが評価されたのかなと思っています。直近だと短期間で複数の機能をリリースしたことが評価に繋がったのでしょう。
ー推薦者の言葉には、これまでCTOの有本さんしか修正できなかったことを深く理解してチームを引っ張っているということがありました。知識などはどうやって身につけていますか?
鶴岡
勤怠管理機能は、そもそもの勤怠に関する法律が複雑なことに加え、導入企業によって運用方法が異なるため、複雑な設計になっています。機能の根幹を担っている仕様や設計についてはCTOの有本さんに相談しながら理解を深めました。また法律に関しては労働基準法に関する書籍などを読んで知識を得るようにしています。色々と学んだことを元に開発をしているのですが、まだまだ知らないことや理解不足なことも多いのでこれからも学習を続けたいと思っています。
2週間毎の振り返りに取り入れた手法でチーム内のコミュニケーションが活発に
ー他の部署の人とはどういった話をしているのでしょうか?
鶴岡
新機能の仕様や設計を考えるときには、導入担当の方から各社の要件を聞いて、それらを満たせるようなものを検討しています。企業によって、勤怠管理の方法が異なるため、複数の企業に利用してもらうための最適な仕様や設計を一緒に考えています。開発チームだけで考えるよりも、直接お客様と会話をしている方々の意見を取り入れながら進めることで、より良い製品になっていると思います。いつも時間を割いて相談にのっていただいている他部署の方には大変感謝をしています。
ーチーム内のコミュニケーションはいかがですか?
鶴岡
私のチームではアジャイル開発の手法としてスクラムを採用しており、2週間ごとにチームで振り返りを行っています。以前は工数や開発の進捗を重視して、チームの状態を確認していました。しかし、このやり方を続けていたところ、半年くらい前からでしょうか、少しチームが息苦しくなってきた感覚がありました。目の前の課題ばかりに気を取られ、長期的な視点が欠けているように感じました。
そこで、数値を使った客観的な情報だけでなく、メンバーの主観的な気持ちや本音を言い合えるような形にしようと「Fun/Done/Learn」という手法を取り入れてみました。
まず、Fun/Done/Learnのベン図を用意します。そしてチームメンバーそれぞれが2週間の間にあったできごと、やったことなどを付箋に書き出します。書き出した付箋をFun/Done/Learnに分類します。
この方式を取り入れてから、「Doneばかりでやっただけで終わってしまった」「やっただけでなく、学びがある活動だった」とわかるようになりましたし、円の場外に土日でやったことを入れて話をしたりということもあります。数値だけで見るのではなく、メンバーの考え方、気持ち、価値観などを共有できる場になったと思います。
自分が得た知識を他の人に共有していくターン。Re:Start-upの気持ちで原点に戻りたい
ー受賞を聞いてどのように思いましたか?
鶴岡
自分が受賞するとは思っていなかったので、喜びよりも驚きが大きかったです。チームで仕事をしているので、チーム全員で受賞したかったなという気持ちもありましたが、選ばれたことはもちろん嬉しく思いました。
ー今後注力したいコアバリューはありますか?
鶴岡
Re:Start-upです。最近、短期間で多くの機能をリリースしたこともあって、チーム内のプロセスの整理がおろそかになりがちな現状があります。また、5年働いている自分に知識が属人化しつつあるので、もう一度原点に戻ってチームのプロセスの整理、属人化している知識の共有のためのドキュメント化などをしていきたいです。
ープライベートの過ごし方について教えて下さい。休日は何をしていますか?
鶴岡
妻と二人暮らしですが、休日は二人でゲームをして過ごすことが多いです。今はまっているのは、Nintendo Switchの「スプラトゥーン3」です。休日に妻と同じチームで一緒にプレイしていると、気づいたら夜になっていることも…..。会社の人とも一緒にプレイすることもあります。
ゲーム以外では、カメラが好きです。以前、新入社員の写真撮影をしていたこともあります。新入社員が増えて大変になったので現在はやっていませんが、カメラの設定や構図を考えて撮影するのは楽しいですね。

ーチームスピリットの良いところは?
鶴岡
優しくて温和な人が多い印象です。同時に、よい製品を作るんだという芯の強さを感じる人も多くいます。同僚、上司に恵まれていることもあって、一緒に働いていてやりがいを感じることが多いです。
ーチームスピリットへの期待はありますか?
鶴岡
リモートワークが定着していて、出社は2週間に1回となっています。SDチームの場合はさらに拡張して、月に1回出社となり、全国どこにでも住めるような環境となりました。他にも、働きやすい方向に会社がどんどん制度を整えていっています。
また社員も増えており、私が入社した5年前に比べると人数は倍以上になっています。最近、出社すると初めて会う方が多くて、自分が新入社員のような気持ちになります。
規模が拡大するに連れて、セキュリティへの配慮、内部統制などもはかられています。申請のプロセスひとつとっても、事故が起こらないように整備されていて、今後も期待したいですね。
ーこれからどんなことをやっていきたいですか?
鶴岡
自分が5年間の経験で学んだ勤怠管理の知識などを含め、持っているものをチームに共有して、属人化をなくしていきたいですね。新しい人もどんどん増えているので、情報の共有を意識していきたいです。
